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パナソニックの押印ができる宅配ボックス、受注が5倍の大人気で発売延期に

 宅配便の再配達を減らすのに有効な「宅配ボックス」の人気が高く、パナソニックは生産が追い付かないとして、発売を延期すると発表した。


 パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は3月6日、宅配便の再配達の削減に貢献する宅配ボックス「COMBO(コンボ)」シリーズの新製品を4月3日に発売すると発表していた。しかし、既発売品の受注量が通常月の5倍以上と想定を超えたことから、製品供給体制を考慮して、6月1日に受注開始すると発表した。


 宅配ボックスの市場は、ネット通販や共働きの増加などにより需要が拡大。同社の販売台数は2016年度、前年度比約2倍近くになる見込み。宅配ボックスを活用した再配達削減の実証実験(福井県あわら市と共同で実施)では、市内のモニター設置世帯における配達率は、設置前の約49%から設置後(昨年12月実績)約8%に減小した(※)。

 発売延期となったのは、アパート用として複数世帯で使用できる「COMBO-Maison」を戸建住宅用にポストと宅配ボックスを一体化させた2種類、住宅壁埋め込み専用の「COMBO-int」、門柱などに設置できる洗練されたデザインの「COMBO-F」。


 これらの共通の特徴は、電気を使わずに施錠・押印が可能で、設置後も電気代はかからないこと。印鑑は利用者が自身で用意して本体にセットする。また、電気を使わないため、取り付け時の配線工事も不要になる。

 また、それぞれ住宅形式に応じて工夫をこらしており、新築・既築アパート用「COMBO-Masion」は、入居者が変わっても鍵を交換する必要がない暗証番号式を採用。部屋ごとに暗証番号を設定できるため、受取り間違いを軽減できる。

 住宅壁埋め込み専用でポスト一体型の「COMBO-int」では、家の中から郵便物や宅配物が取り出せるようになっており、寒い冬でもパジャマ姿でも室内で気軽に荷物を取り出せる。ポスト一体型の「COMBO-F」は玄関空間のスペースを有効活用し、11種類の色柄から選ぶことができる。

※:12月1日~31日の宅配便の配達状況について、あわら市内のモニター世帯にアンケート調査を実施し、回答した103世帯のデータを集計。